『VOGUE JAPAN』が提案したテーマのもと、スタイリングからセット決め、そしてシャッターを押して写真を決めるまで、ファッション撮影のすべての工程を自分たちで行うという新ビデオシリーズ「Better Together」。記念すべき第一回目に登場したJO1のメンバー11人にインタビューを行い、ファッションのこだわり、お気に入りの音楽、メンバーへの想いなどを聞いた。
──最近購入したファッションアイテムを教えてください。
川尻 古着のジャケットです。とても細かいチェック柄で、肩パッドが入っているので「結構昔のアイテムなのかな」と思いつつ、フォルムが面白くて購入しました。スタイリストさんに相談して、丈を短めにしてより僕好みにリメイクしようと思っています。
河野 僕はフォルムが丸いデニムのジャケットを買いました。ボタンも変わっていて可愛いんです。
豆原 僕は帽子が好きで、ニット帽もキャップもいくつか持っているんですが、最近はキャップを買いました。
佐藤 ミハラヤスヒロ(MIHARA YASUHIRO)のスニーカーにハマっていて、たくさん集めています。すごく合わせやすくて、最近は毎日履いてます。
大平 アミ パリス(AMI PARIS)のミニバックです。ちょっと気軽に持ち運べるバッグが欲しくて買いました。
──お気に入りの小物はありますか?
河野 メンバーでオーダーメイドしたお揃いのシルバーのバングルです。ひとつのシルバーの棒から11人分を作って、ひとつずつ名前が入っています。ずっと付けているのでかなり年季が入っていて、もう最初の綺麗な丸いフォルムじゃなくなっています(笑)。
豆原 僕は高校2年生の修学旅行で東京に来た時に買ったG-SHOCKです。時計は他に3つぐらい持っているんですが、基本的にはずっとそのG-SHOCKをつけています。腕にゴツッとした存在感が出るところが気に入っています。
佐藤 ショーメ(CHAUMET)のネックレスです。「ここは決めたい」っていう時につけています。
大平 僕は面倒臭がり屋なのでプライベートではあまりつけないんですが、アクセサリーがすごく好きで、撮影の時は煌びやかなものをつけてリッチな雰囲気を楽しむことが多いです。
川尻 ドクターマーチン(DR. MARTENS)のブーツです。自分の足にどんどん形が合ってきて、とても長く履けると聞いたので、「早い段階で買えば宝物が増えるんじゃないか」と思って今4足持っています。
佐藤 蓮くんといえば、よくポケモン関連の小物をつけてるよね。
川尻 ポケモンも好きですね。メタモンが特に好きです。
「“歓声あり”のライブ、そして地方の食事も楽しみ」──大平 祥生
──8月からのアリーナツアー「BEYOND THE DARK」で楽しみにしていることはありますか?
大平 お客さんの歓声はOKだよね?
河野 それ、めっちゃ楽しみ。僕たちはコロナ禍でデビューして、歓声が出せない環境でずっとライブをやってきたんですが、この前出演した「めざましテレビ30周年フェス」でたくさん歓声をいただいて、「最高やな!」って思いました。歓声のありがたみをいちばん感じているグループなんじゃないかと思うぐらい、ニヤけちゃいました。
豆原 去年のアリーナツアーで行っていない地方にも行けるので、初めての皆さんにも会えると思うとすごく楽しみです。昨年の初アリーナツアー「KIZUNA」とはまた違うものを11人で見せて、前回を超えられるライブにしたいですね。
佐藤 僕はどんな衣装が着られるのかを楽しみにしています。スタイリストの方に「こういう方向性の衣装が着たい」とお伝えすると、取り入れていただけるのでありがたいです。
川尻 昨年、初めてツアーをやったことでグループとしても個人でも課題を見つけられました。それを一つひとつ潰していって、レベルアップしたパフォーマンスを見てもらえるのが楽しみですね。
大平 僕は“歓声あり”っていうことも楽しみにしていますが、地方の食事も楽しみです。
川尻 確かに。何を食べようと決めているの?
大平 仙台の牛タン! 牛タンが大好きなんです。
河野 前回のツアーでは福岡のラーメン店「ShinShin」さんがケータリングで来てくださって、おかげで喉も潤って最高でした。あと、名古屋のひつまぶしも美味しかったね。
「SEVENTEENさんの新曲『Super』をリピートしてる」──川尻 蓮
──テンションを上げるために聴く曲を教えてください。
川尻 最近はSEVENTEENさんの新曲「Super」。自分が強くなった気になれるので、ずっとリピートしています。
大平 Mrs. GREEN APPLEさんの「ニュー・マイ・ノーマル」。ミセスさんの曲は全部好きなんですが、テンションを上げる時に聴く曲です。
河野 never young beachの「明るい未来」がめっちゃ刺さります。
佐藤 僕はジャスティン・ビーバーの「Intentions ft.Quavo」や「Yummy」を聞いて運転することが多いです。
豆原 僕は“戦う時”っていうプレイリストを作っていて、練習行く前とか、最近ハードだなって思うとそれを聞いてパワーを貯めています。「仮面ライダー」の曲ばかり入ってるんですが、三浦大知さんの「EXCITE」が流れてきて。
河野 ああ、オーディションで歌ってたよね?
豆原 そう。改めて「めっちゃかっこいい!」って思いました。
「夏にオススメの歌は、ORANGE RANGEさんの『ロコローション』」──佐藤 景瑚
──夏におすすめの楽曲を教えてください。
川尻 ショーン・メンデスの「If I Can’t Have You」です。
大平 藤井風さんの「きらり」です。
河野 桑田佳祐さんの「波乗りジョニー」をドライブ中に延々と流し続けています。
豆原 EXILEさんの「SUMMER TIME LOVE」。すごくいい夏ソングで最高です。
佐藤 母の実家へ毎年夏休みに家族で行っていたんですが、車内で必ず流れていたのがORANGE RANGEさんの「ロコローション」。父の名前が“しげき”で、「刺激が欲しけりゃバカニナレ」という歌詞が流れるとかなり気まずくなります。
河野 盛り上がらないんだ(笑)?
佐藤 それまでは盛り上がってみんなで歌っているんだけど、そこだけ誰も歌わない(笑)。
「健康に対するスキルを高めて、内側からかっこよくなりたい」──河野 純喜
──セルフプロデュース作「NEWSmile」がリリースされました。今回は主に作詞を手がけられましたが、もっとスキルアップしたいことはありますか?
川尻 フットワークの軽さ。プライベートと仕事、どっちもです。今でもよく純喜や奨くんと食事に行ったりゲームしたりするんですが、もっとフットワーク軽くなりたいですね。
佐藤 メンバーの中だと軽い方じゃないですか?
川尻 そう、かなり意識してる。やっぱり誰かに誘われたらなるべく行きたいですし、何かを始めて後悔することはあまりないので、迷うよりはすぐに動くということに磨きをかけたいです。
河野 僕は内からかっこよくなりたいので、健康に対するスキルを高めたいです。今でも気を遣っていて、揚げ物を食べないようにしています。最近ゲームにはまっているんですが、夜にやると翌日に響くので、できる限り我慢しています。
豆原 僕はパフォーマンスはもちろんですが、芝居をやらせてもらっているので、もっと演技力を伸ばしたいです。
佐藤 僕は去年の9月頃から始めた筋トレです。やった後は満足してしまうんですが、僕の大好きなクリス・ヘムズワースやトム・ホランド、ジェイソン・ステイサムの筋肉を見ると全然レベルが違うので、まだまだ鍛えないといけないなと思います。
大平 景瑚くんは最初ほど良い感じの体型の韓国の俳優さんをスマホの待ち受けにしていたのに、どんどん体の大きな人を目指すようになってるよね?
佐藤 今はクリス・ヘムズワースの写真を待ち受けにしているんですが、背中が割れててすごいんですよ!(スマホをメンバーに見せる)。
河野 「マイティー・ソー」やん!
佐藤 『マイティ・ソー』シリーズの最新作『ソー:ラブ&サンダー』ですごく体を仕上げてきたんです。僕は充実したメニューの筋トレをやったとしても、あまり多くごはんを食べられないので体重が増えないんです。だから無理してでも食べようとしています。
大平 僕は音楽関係をもっと楽しんで頑張りたいです。楽器を演奏することも楽しいですし、今やっておけば将来楽しめることが多いと思っています。
「少しでも喰いついていきたいという気持ちで頑張りました」──豆原 一成
──VOGUE初登場から2年が経ちましたが、さまざまな面でいちばん変化したと思うメンバーは?
川尻 シングル『TROPICAL NIGHT』の収録曲「Trigger」のパフォーマンスビデオを見たら、特に豆(豆原)と景瑚が曲を大好きなのが伝わってきたし、撮られ方がすごくうまくなっていて「かっこいいな」と思いました。
豆原 ありがとうございます。「Trigger」の振付は世界で活躍されているRIEHATAさんが作ってくださったこともあってすごく楽しくて、「僕も少しでも喰いついていきたい」という気持ちで頑張りました。
大平 僕が変化したと思うメンバーは景瑚くん。いろんなバラエティ番組でどんどん笑いを取ることに貪欲になっている気がします。
河野 「Venue101」という生放送の音楽番組に出た時、他に出演者の方もいるのに冒頭でダイアンさんの「ゴイゴイスー!」というネタをやったり、いちばん輝いていました(笑)。
佐藤 それはやるって決めていたんだよね(笑)。その後ズボンのチャックが開いていることに気付いて、それでさらに盛り上がったから「僕、持ってるな」って思った。
河野 自分で言うな(笑)。
佐藤 出演者の梅田サイファーさんとうちのメンバーがラップでコラボしたんですが、それより僕のチャックの方が盛り上がったんちゃうかな(笑)。まあそれはないか……。
川尻 うん、それはない(笑)。
佐藤 YouTube番組の「Hi! JO1」でもメンバーに求めちゃうことが多くて、純喜くんに「ウザい」って言われたりします。
河野 「ヒルナンデス!」で景瑚と拓実がVTR出演していて、僕と蓮くんがスタジオでその映像を観たことがあったんですが、景瑚がバラエティ慣れし過ぎてて腹立ちました(笑)。「このコメント、絶対使われる」っていう自信に満ちた声の張り方をしていて。
川尻 うん、すごく上手になったなって思った。
佐藤 でもJO1のメンバーは芸人さんではないので、振っても面白くしてくれるとは限らない。ついバラエティ病が出ちゃう癖はあまり良くないなと思いました。僕が突っ込みにいちばん回ってほしいと思っているのは奨くんなんですが、奨くんはボケたがりなので僕がボケたらボケで返してきて、終わらずにどんどん長くなっていくんです。
川尻 拓実とかが突っ込む。
佐藤 あと汐恩が「おい!」って突っ込んだり。
川尻 でも汐恩のツッコミは「おい!」一本だから(笑)。
Interview & Text: Kaori Komatsu